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気賀関所[ 名所・旧跡 ]

静岡県浜松市

姫街道を監視する江戸時代の警備拠点
気賀宿は、1587年に徳川家康の家臣、本多氏がもうけた宿。宿場に通じる、古くからあった街道も整備され、本坂街道、あるいは姫街道と呼ばれるようになり、東海道の脇街道として賑わうようになりました。
気賀の関所は、この本坂道を監視するために、1601年に徳川幕府によって設置された関所で、京から下る箱根、新居関所とともに、江戸に対する重要な取り締まり拠点となっていました。
関守りは、井伊家にもゆかりが深い気賀近藤氏が務めました。
1605年には気賀の町が大火に見舞われ、町並みはほとんど消失しましたが、関所は被災を免れました。関所では大火の後、何度も茅葺の屋根を瓦葺に改装する願いを出しましたが、「権現様(家康)のとき茅葺であった」という理由で却下され続けました。その後、実に100年以上経ってから瓦葺となったという逸話が残っています。
現在は建物のほとんどが解体され、当時の建物は、一部が民家の屋根として残されているのみとなっています。
現在の建物は、当時の資料をもとに、復元したもの。等身大の人形が当時の様子を伝えています。着替え体験や、茶を楽しむこともできます。

案内情報

  • 名称
    気賀関所
  • 住所
    静岡県浜松市北区細江町気賀4577
  • 電話
    053-523-2855

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