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浜松市博物館[ その他 ]

静岡県浜松市

蜆塚遺跡に隣接する歴史系博物館
浜松の歴史の歩みを豊富な資料で紹介する「目でみる浜松の歴史」を常時開催。その他に歴史や文化に関する特別展・テーマ展・浜松の歴史を学ぶ講座、夏休みには子供向けの体験学習(火起こしや勾玉作り等)も実施。隣接する国史跡蜆塚遺跡は公園として整備され、当時の貝塚や復元家屋等が見学できます。
地域の歴史的な遺産も数多く展示されており、井伊直虎の"花押"のある唯一の書状、『井伊直虎関口氏経連署状』もそのひとつです。
直虎は、戦国時代の初期に遠江を支配した今川氏の傘下にあった井伊家22代、直盛(なおもり)の一人娘。永禄2年(1560年)若き織田信長がわずかな手勢で圧倒的な勢力を誇っていた今川義家を討ちとった『桶狭間の戦い』で直盛が戦死すると、紆余曲折を経て、直盛の叔父の嫡男、直親が領主となります。しかし、若くして今川氏に謀殺され、跡継ぎはわずか2歳の直親の嫡男、虎松のみとなってしまいます。
永禄7年(1565年)すでに菩提寺の龍潭寺で出家していた直虎は、この危機に立ち上がり、俗世に戻り虎松が長じるまで井伊谷城に住み領主となって支えていくことを決意しました。
当時、花押は身分の高い男性が用いるものでした。この書状は、女性ながら男として気丈に振る舞い、戦乱の世の中で、希代の女城主として、井伊家を守り抜いた直虎の姿を現代に伝えるものです。

案内情報

  • 名称
    浜松市博物館
  • 住所
    静岡県浜松市中区蜆塚4-22-1
  • 電話
    053-456-2208

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